スライディンググローブの「背抜き（圧抜き）」が必要な理由とは？
Q：看護職、介護職、家族介護で頑張っている皆さん 電動ベッドの「背上げ」を自分で体験されたことありますか？？
A：私…、電動ベッドの「背上げ」体験はありません。 と言う方が多いんです。
ベッドの頭をUP（背上げ／電動ベッドのギャッジアップ）したとき 患者さん、要介護者さんがどのような状態になっているか まずは、自分で体験してみてください。
🔴背中やお尻、かかと部分に とても不快な圧迫感を感じるはずです。 健常者なら自分で、背中やお尻を左右にずらして 足・かかとを上げて 不快な圧迫を減圧する行為を無意識に行っています。
自分では、四肢・身体を動かせない方の場合？ 背中・お尻・かかと、が 圧迫された不快な状態 これが、ずーっと続いていることになります。
それを自分でどうにかしようと 「もがき、苦しむ」うちに 少しずつ座位の姿勢が、崩れてしまっているんです。 四肢・身体の不自由な方がベッド上で 「崩れた姿勢」になっているのは勝手に、 自然に、なっているのではありません。
不自然な姿勢は 「ギャッジアップによる背中・おしり・かかと」 この部分に、不快な圧迫があるからです。
🔴背上げや移乗・体位変換後に「背抜き（圧抜き）」をする理由は？
１つ、「床ずれ」を予防するため。 ・特に、お尻の仙尾骨部分、かかとの「床ずれ」褥瘡予防
２つ、「姿勢くずれ」を予防するため。 ・背中、お尻、かかとの圧迫を減圧してあげると 「姿勢くずれ」の予防が可能です。
３つ、「誤嚥ごえん」予防のため。 「背抜き」で圧迫をとり除けば、姿勢崩れを予防でき、不自然な姿勢による「誤嚥（ごえん）」を予防できます。 ・誤嚥性肺炎の予防につながります。
ノーリフティング徳島・第7回セミナー（3/24開催）では、スライディンググローブを使って「背抜き（減圧）」の実技研修のご要望をいただきましたので、実践できるよう準備しています。
３圧２４日のセミナーへのお申し込みをお待ちしていますm(__)m ノーリフティング徳島・第7回セミナー 日時：2019年3月24日（日）10:00～13:00 会場：徳島健生病院リハビリ室 主催：持ち上げないケア徳島実行委員会
連絡先：徳島県医労連 ℡088-679-9272fax 088-655-9424 メール tokuirouren@hotmail.co.jp 担当：井上純070-5515-6682
3/24セミナー案内と申込書は下記ブログをご参照ください。
上記の動画２つは、「わくわく直観堂」さまのホームページにリンクをはらせていただきました。快諾していただいた店長様に感謝です。 ありがとうございました。
