徳島病院の存続を求める署名30300筆分を提出
10/4、徳島病院を守る会が、国立徳島病院の移転(閉鎖)計画を強行する使用者「国立病院機構」に対し、「徳島病院の存続を求める署名30300筆分」を提出しました。
「守る会」は、署名運動をスタートさせ、わずか2カ月で徳島病院の地元自治体の吉野川市人口42000人の過半数を大きく超える署名を集めました。
本当に地域住民の皆さんの感心の高さを示しています。 感謝です。
この署名運動の勢いは徳島選出の国会議員さんにも届き 徳島県の国会議員5名、全員の秘書さんが同席してくださいました。 心強いばかりです。
「守る会」の皆さんからの真剣で真摯な病院存続を求める声を聞いた国立病院機構側の反応と説明内容はひどいものでした。
🔴ひどい説明の象徴的な例
「赤字病院としてのレッテル貼り」です。
「経営は厳しい」 「H28・29年度は1億円超える赤字」
「赤字だ」とさえ言っておけば、要求を抑え込めると思っている典型的な使用者のパターンです。
病院を廃止するのに都合のいい数字をピックアップしてきました。
「守る会」には、国立病院の経営分析などできないと、タカをくくっているのでしょう。
本当に頭に来ます。
私からは、時間は無かったのですが反論しておきました。 (この反論したせいで阿波市役所へのキャラバンに遅刻してしまいました。)
1つは、徳島病院は貸借対照表上で41億円もの純資産を保有していることです。
(病棟を新築したのに本当に優良経営です)
おとなりの国立高知病院は、病院合併をしたのですが▲28億円もの累積債務状態です。
(合併時には経営改善が目的だったはずです)
🔴機構側が断言したことでもう一つひどい内容 「全国の国立病院はどこも補助金が無く独立採算だ」と。 しかし、この説明は事実と全く違います。
香川県善通寺市の国立病院には、1億1736万円(H29年度決算書)もの補助金が投入されて(※1億4400万円の単年度経常赤字)です。
徳島病院には、ほとんど補助金は投入されていません。
(H29年度決算では約500万円の補助金が入っての9000万円の経常赤字です)
私から見れば徳島病院の経営は安定しています。
徳島病院を「赤字だ」というのは、職員の皆さんに本当に失礼すぎます。
10月4日は、徳島県社会保障推進協議会の自治体キャラバン5日目でした。
吉野川市と阿波市を訪問
阿波市も徳島病院の移転問題には注目してくださっており、よい意見交換ができました。
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