「介護はキツイ・重労働」負のイメージを変える 講師:下元佳子先生「ノーリフティング徳島・第5回セミナー」開催報告
「介護はキツイ・重労働」負のイメージを変える
看護・介護は、もっと働き甲斐を実感できる仕事!
講師:下元佳子先生「ノーリフティング徳島・第5回セミナー」開催報告です。
(上記のURLよりセミナー報告をダウンロードできます。)
持ち上げないケア徳島実行委員会は、2018年12月2日に徳島市内のろーきんホールで、第5回目となるノーリフティングセミナーを行い、44人が参加しました。
同実行委員会発足時から大変お世話になってきた下元佳子先生(一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク代表)を講師に迎え、記念講演と実技も含め4時間のご指導いただきました。
念願の下元先生のセミナーが実現し、初参加者からも即日で次回セミナーの申し込みがあり、受講生と実行委員一同、元気いっぱいになったセミナーでした。 今回のセミナーには、3社のメーカーさんにご協力いただきました。 株式会社モリトーさま
アイ・ソネックス株式会社さま
パラマウントベッド株式会社さま
ありがとうございました。
高知県に学び、徳島県でノーリフティングを普及するための土台づくりをすすめていきます。下元先生の講演で学んだポイントを紹介します。
まず、時間優先の力任せのケアが「二次障害」の発生源になっている介護看護職場の実態を認識すること。
そして、絶対にやってはいけないことを明確にすることです。
「中腰(不良姿勢)の継続を廃止」
「どうしても不良姿勢を取らざるを得ない時は5秒以内」
Q:中腰姿勢がダメなことは誰でも知っているのに…なぜ中腰姿勢だらけなの?
A:適切な身体の「仕組みと使い方」を知らないから。←知ることで必ず変えられます!!
●ケア提供を受ける側の利益
皮膚損傷・褥瘡発生減少
移乗時の不快軽減、事故減少
筋緊張の緩和、排せつの改善、摂食量の増加
コミュニケ―ション力の向上
●スタッフの利益
痛みや身体負担が軽減する (一日の疲れ違い・腰痛軽減)
ケアの統一・ゆとりある業務
●経営者側の利点
人材不足の解消、離職者の減少、入職希望者の増加
参加者感想①
●介護労働の社会的イメージは「きつい・汚い・重労働」・・・
なんて悲しいイメージでしょうか。。。
もっと誇りを持って働きたいです。
いまは厳しいですが、介護技術と知識を学び、その専門性をスタッフと共有して、今日より明日、半年後には職場を変えていきたいです。
職場を変えるマネジメントをもっと吸収したいです。
参加者感想②
●下元先生のお話は本当に素敵でした。
脳梗塞のマヒは難しい…
でも、「作られた廃用は必ず変えられます」とキッパリ。
PT・OTのリハ訓練だけでは機能回復しない場合でも、廃用を作り出す生活を変えれば利用者さんのADLもQOLもどんどん改善していく仕組みが分かりました。
私たちの毎日のケアこそが
「筋緊張を無くすリハビリで、寝かせきりにしないことが、排せつ量と摂食量の増加になる。」
24時間寄り添う介護スタッフや看護師
家族が行うケアが一番大切になるということですね💗
下元先生、ありがとうございました。
次回セミナーは、2019年1月20日(日)
時間は10:00~13:00
会場は、徳島健生病院リハ室をお借りして行います。
参加申込用紙はこちらからダウンロードください。